毎日の子育ての中で、「こういう場合どうしたらいいんだろう?」と頭を悩ませる場面って多いですよね。
特に子供が不意に体調不良を訴えてきた場合は、つらそうな子供が可哀相な気持ちと対処法が分からず焦る気持ちで、パニックに陥ってしまうお母さんも多いと思います。
ただいま4歳と1歳の子供を育てている私にも、つい先日そんな出来事が起こりました。
4歳の息子が朝起きると、「右足の太ももが痛い」といって涙目になりながら足を引きずって歩いているのです。
前の日に足を怪我したとか激しい運動をしたわけではなかったので、突然の息子の訴えに私はとても動揺しました。
足を引きづらないと歩けないほど痛いなんて、なにか重篤な病気だったらどうしよう・・・
そんな不安が胸に広がり、とにかく病院に行って診てもらおうと思うも病院はまだ開いていない時間。
それならとにかく情報収集だと思い、痛がる息子の右足を手でさすりながら
「子供 足が痛い」
でネット検索してみました。
そうすると、スマホ画面には同じように子供が突然足が痛いと言い出してどうしようか悩んでいるお母さんの情報がズラーッとたくさん。
「子供が突然足が痛いと言い出すことは珍しいことではないんだ」と少し安心しつつも、同じような症状で頭を悩ませたことのあるお母さんがこんなに沢山いるんだという事実に驚きました。
なのでここでは、私の4歳の息子が突然足が痛いと言い出してから症状が治まるまでの、私の体験談をご紹介いたします。
今まさに子供が足を痛がっていて気持ちが焦っているお母さんは、ひとまず落ち着いてくださいね。
子供が足を痛がっている場合でも、重篤な病気であるケースはそう多くはありません。
まずは、子供が足が痛いと言い出した場合に一番多いケースは何かを知りましょう。
子供が足が痛いと言うのは成長痛?
4歳の息子が突然足が痛いと言って右足を引きずりながら歩き出したとき、私はまず「子供 足が痛い」でネット検索してみました。
そうして検索結果に出てきた中で一番多かった情報は、子供が足が痛いというのは成長痛が原因ではないかというものでした。
検索結果で一番多かった体験談の内容をまとめると以下のようなものです。
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子供が突然足が痛いと訴えるので整形外科の病院を受診した。
レントゲンを撮っても骨などに異常は見つからず、先生からは「おそらく成長痛の一種だと思いますよ」と言われた。[/su_note]
ここでまず成長痛という言葉についてですが、実は成長痛という症状は医学的な定義はなされていません。
成長期の子供において発生する足の痛みの総称を、一般的に成長痛と呼んでいるだけです。
ですので、成長痛は医学的に明確な病気とは定義されていませんし、成長痛が起こる原因も正確には不明とされています。
そう。つまり子供が足が痛いと言い出し病院を受診しても、原因は分からない場合が多いのです。
そして子供の足の痛みの原因がわゆる成長痛だった場合、病気ではないので薬で治るわけではないのです。
でも目の前で子供が足が痛いと訴えているなら、なんとか少しでも痛みを和らげてあげたいと思うのが親心ですよね。
では次は、子供が足を痛がるときの対処法について見ていきましょう。
子供が足が痛いと言うときの対処法
子供が足が痛いと言ってつらそうにしていたら、とにもかくにもまずはその痛がっている部位を手でさすってあげましょう。
まだ小さいお子さんでしたら、膝の上で抱っこしてあげて優しい言葉をかけながら痛がる部位を丁寧にさすってください。
え?それだけ??
と思ったお母さんも多いかと思います。
でも、まずはそれだけでいいんです。これが大事なんです。
というのもですね、子供の成長期に起こる原因不明の足の痛み = 成長痛 は精神的なものも影響していると言われているからです。
寂しかったり悲しかったり不安だったり何かを我慢していたり。
子供の頃って、大人から見たら些細なことに対しても思いがけない不安や寂しさを抱いたりしますよね。
そんな不安定な気持ちの時に体のどこかがちょっとでも痛くなったら、その痛みが何倍にも増したように感じてしまう。
もしくは、悲しかったり寂しかったりする気持ちが体の痛みとして現れる。
そんな子供の気持ち、お母さんならきっと理解してあげられると思います。
だからまずは、足を痛がっている子供をギュッと抱きしめて
「お母さんが側にいるから大丈夫だよ」
と安心させてあげてください。
子供の足の痛みの原因がいわゆる成長痛であれば、たったそれだけで足の痛みが和らぐことも多くあるのです。
また、痛がっている部位全体を温かくしてあげることも有効だそうです。
子供が足が痛いというのは風邪が影響していることも
ある朝突然足が痛いと言って足を引きずりながら歩いていた4歳の息子ですが、上記のように痛がる部位を手でさすってあげていると、しばらくしたら痛みが引いてきました。
そしてしばらく座って休ませた後は、普通に歩き出すどころか走ったり跳んだりもし始めました。
さっきまでのあの可哀相な姿は何だったのか・・・
と目を疑いましたが、足の痛みがなくなって元気になったなら良かったと、結局その日は整形外科の病院は受診しませんでした。
ですが次の日の朝、そして次の次の朝も同様に足が痛いと訴える息子。
そしてしばらく看病していると、足の痛みはなくなって普通に動けるようになる。
いわゆる成長痛かと思ったけども、もしかしたら他の病気なのかも・・・
と心配になった私は結局、子供が足が痛いと言い出した3日後に整形外科の病院を受診しました。
整形外科では、先生が子供の足をいろいろ動かしながら痛みの部位を確認し、レントゲン撮影をしました。
レントゲン撮影の部屋には私は同伴できず不安でしたが、4歳ともなると看護師さんの言うことをちゃんと聞けたようで、無事にレントゲン撮影できました。
そして出た診察の結果は、やはり
「特に異常は見当たらない」
でした。
重篤な病気でないことに安心した私に、先生が意外な質問をしました。
「ここ最近、お子さんは風邪をひきませんでしたか?」と。
たしかに息子は、足が痛いと言い出した日の1週間ほど前から鼻風邪をひいていて、完治していない状態でした。
先生いわく、突然足が痛いと言い出したが特に異常が見当たらなかった子供には、足が痛いと言い出す前2~3週間以内に風邪をひいていた子供が多いとのことです。
足が痛くなることと風邪の因果関係は不明だそうですが、事実としてそういった場合が多いそうです。
まさか子供の足の痛みが風邪の影響だとは予想だにしていなかった私は驚くとともに、とても勉強になったと感じました。
整形外科で痛み止めの薬を処方してもらった息子は、その後3日ほどは激しい運動をせずおとなしく過ごすことで、朝起きた後に足の痛みを訴えることはなくなりました。
私も息子の足の痛みが完治するまでは、いつもよりいっそう息子の気持ちに寄り添い、少しでも安心した気持ちで過ごせるよう努めました。
こうして始まりから約1週間ほどで、4歳の息子の足が痛い騒動は収束したのでした。
まとめ
今回の一連の出来事で私が勉強になったことは
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- 突然子供が足が痛いと言い出す原因は、いわゆる成長痛である場合が多いこと
- 風邪を引いた後2~3週間以内だと、子供が足に痛みを感じることがある
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ということです。
今後また子供が急に足の痛みを訴えたとしても、子供が風邪をひいた覚えがあれば落ち着いて経過観察することができるでしょう。
ですが子供が足の痛みを訴えた場合、それが例えば骨肉腫やオスグッド病など、何かの病気の兆候である可能性があることも事実です。
なので子供の足の痛みが数日続く場合は、整形外科の病院を一度受診されることをおすすめします。
そこで痛みの原因がいわゆる成長痛だと判明すれば、なにかの病気かもしれないと悶々としているよりお母さんの気持ち的にも安心するでしょうしね。
お母さんが不安な気持ちでいると、子供はそれを敏感に察知するものです。
まずはお母さんが子供の足の痛みの原因を理解して、安定した心で子供の側にいてあげること。
突然の足の痛みに不安を感じている子供にとっては、それが一番の薬になるはずです。
たった今子供が突然足が痛いと言い出してどうしたらいいか悩んでいるお母さんのために、私の体験が少しでもお役に立つことを祈っております
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