お中元の季節が近づいてきましたね。
全国各地の日頃お世話になっている方へ、お中元を贈る手配を始める人も多いかと思います。
でももし送り先に沖縄が含まれている場合は、注意が必要です。
沖縄は、全国の他の地域とお中元の時期が異なるってご存じでしたか?
ここでは、沖縄へお中元を贈るときのマナーとその理由についてご紹介しています。
お中元を沖縄に送る時期はいつ?
沖縄では、現在でも旧暦にしたがって神事や行事が行われています。
そのためお中元の時期も、旧暦にしたがって旧盆に贈り合うのがマナーです。
旧暦の7月13日~15日の3日間が、沖縄でのお盆にあたります。
でも旧暦と聞いても、正直ピンと来ない人の方が多いと思います。
そもそも旧暦とは何なんでしょうか?
[su_note note_color=”#80ff66″]現在の私たちは、「太陽暦(グレゴリオ暦)」という暦法にしたがっています。
この太陽暦は、地球が太陽の周りを回る周期を基準にしています。
太陽暦は明治初期に採用されましたが、それ以前に使われていた暦法を旧暦と呼びます。
旧暦は太陽太陰暦というもので、月の満ち欠けを基準にしています。
現在の暦と旧暦は基準にしているものが異なるので、一年間の日数も異なります。
そのため現在の暦と旧暦では、月日が一ヶ月くらいズレることもあります。[/su_note]
つまり現在の暦と旧暦は進む周期が異なるので、ひと言で「旧盆」といっても、その日付は現在の暦上では毎年違ってくるということです。
ですので沖縄の方にお中元を贈る際には、まず今年の旧盆はいつか確認する必要があります。
旧暦で行われる沖縄のお盆
沖縄では日々の生活の中に、新暦だけでなく旧暦も深く根付いています。
日本本土ではほとんど利用されることがなくなった旧暦ですが、沖縄では旧暦にそって年中行事を行うことが当たり前です。
前述しましたが、沖縄のお盆は旧暦の7月13日から7月15日。
この3日間、沖縄の人々は親戚のもとを訪れてお中元を贈り合い、仏壇にお供えします。
旧盆は沖縄の年中行事の中でも重要な方で、旧盆の間は実際に仕事を休んだり早退する人も多いそうです。
それくらい深く浸透している旧盆ですから、沖縄に住む方にお中元を贈る際は、その期間内に贈るのがマナーといえるでしょう。
沖縄での旧盆にお中元を贈ろう
ここまで、沖縄にお中元を贈る際は旧暦のお盆に合わせて送りましょうという話をしてきました。
では実際に2017年の旧盆はいつになるのでしょうか。
2017年の旧暦7月13~15日は、現在の暦では9月3~5日にあたります。
本土でのお中元の時期は8月15日までですから、沖縄と本土でのお中元の時期にはかなりの差がありますね。
ですので沖縄にお中元を送るなら、2017年は9月3~5日までに届くように手配しましょう。
ちなみにこの先3年間の旧盆の日付もご紹介しておきます。
・2018年の旧盆は8月23~25日
・2019年の旧盆は8月13~15日
・2020年の旧盆は8月31日~9月2日
お中元は毎年続いていくものなので、毎年変わる旧盆の時期をしっかり把握しましょうね。
まとめ
一般的には馴染みの少ない旧暦のお盆ですが、沖縄では毎年当たり前のように行われる生活に根付いた行事です。
お中元は日頃の感謝を贈る行為ですから、マナーを重んじることも大切です。
贈る時期も相手の習慣に合わせて、あなたの感謝の気持ちが最大限に伝わるようにしたいですね。
2017年の旧盆は9月3~5日までですので、沖縄にお中元を贈る方はお間違えなく!
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