子どもの夏休みの宿題で大変なのが、自由研究ですよね。
特に小学1年生や2年生のときは、子どもの力だけで自由研究の宿題をするのは難しいでしょう。
でも親が手伝うとしても、やっぱり子どもにも興味を持って取り組んで欲しい!
そんな場合におすすめなのが、カブトムシの飼育です。
虫が好きな子どもにとって、カブトムシはとても魅力的な生き物です。
カブトムシを飼育すれば夏休みの自由研究もできるし、「生き物を飼う」という経験も学ぶことができます。
このページでは1日でできる観察テーマなども紹介しているので、夏休みが残り少ない場合も安心ですよ。
自由研究(小学1年生~2年生)のカブトムシ観察のやり方
まずは、カブトムシを入手しましょう。
近くに森や山があるという方は、子どもと一緒にカブトムシ採集に行くだけでも一つの自由研究のテーマになります。
自力で捕まえるのが難しい場合は、夏場はホームセンターのペットショップコーナーなどでカブトムシが販売されています。
せっかくなら、オスとメスをつがいで飼育するのがおすすめ。
オスとメスで飼育すれば、いずれ産卵します。
卵から生れた幼虫を成虫になるまで育てれば、来年の夏休みの自由研究にも活用できますよ。
飼育に必要なものは、こんな感じです。
●飼育ケース
●昆虫マット(土)
●カブトムシが捕まれる木
●エサ(果物や昆虫ゼリー)
水分の多い果物(スイカなど)は、カブトムシがお腹をこわす場合があるので避けましょう。
エサは昆虫ゼリーを使うのが便利ですよ。
夏場のホームセンターに行くとカブトムシの飼育に必要なアイテムがそろったコーナーがあるので、のぞいてみてくださいね。
カブトムシの飼育に必要な準備がそろったら、後は観察するだけです。
小学1~2年生の場合は、あんまり難しいことをする必要はありません。
まずはカブトムシという生き物の生態を、生で見て知るということが大切です。
子どもに毎日のエサ替えをしてもらったり、好きなように触らせてあげてください(足などが取れてしまわないように注意は必要ですが)。
自由研究のカブトムシ観察の書き方
では次に、実際に自由研究としてまとめる時の書き方を見ていきましょう。
小学1年生の場合
小学1年生だと、毎日観察日記を付け続けるのは難しいでしょう。
途中で飽きてきてしまったのに、親に言われて無理矢理続けるのでは、自由研究の意味もあまりありません。
ですので小学1年生のときは、カブトムシの体を細かく観察して、自分で絵を描かせるのがおすすめです。
・ツノの形はどうなってる?
・口の形は?どうやってエサを食べてる?
・足はどこから生えてる?
・飛ぶときの羽はどうなる?羽の枚数は?
・オスとメスの違いは?
・よく見ると足に細かい毛が生えてる?
知っているようで知らないカブトムシの詳細を観察して記録することは、立派な自由研究になりますよ。
小学2年生の場合
小学2年生になったら、継続することも学ばせたいですよね。
小学2年生におすすめの観察テーマは、「カブトムシが一夏でどれくらい大きくなるのか」です。
エサの減り具合とカブトムシの全長を記録していくなんてのはどうでしょう?
実は先に答えを言ってしまうと、カブトムシは成虫になってからは大きくなりません。
幼虫の時にどれくらい大きくなったかで、成虫の大きさは決まります。
実際に毎日エサの減った量とカブトムシの大きさを記録すれば、「エサを食べているのになんでカブトムシは大きくならないんだろう?」という疑問が出てきますよね。
その疑問を実際に図鑑などで調べてまとめれば子どもの知識も増えますし、とても立派な自由研究が完成です。
カブトムシの観察日記の詳しい書き方については
でまとめていますので、参考にしてくださいね。
自由研究のカブトムシの観察テーマの例
他にもカブトムシを用いた観察テーマを紹介します。
夏休みの残りが少なく一日でできるテーマをお探しの方なども、参考にしてください。
カブトムシの力の測定
カブトムシと言えば、力持ちということで有名ですよね。
自分の体重の20倍の重さを引っ張ることができるそうです。
大きめのカブトムシだと10gくらいの重さになるので、200gくらいの重りを引くことができる計算になります。
200gのステーキって、かなりのボリュームですよね。
あれを引っ張ることができるなんて、カブトムシってスゴイ!
カブトムシの短い方のツノに紐をひっかけて、実際に重りを引かせてみましょう。
事前にカブトムシの体重を測定し、引くことができた重さと比較すれば、立派な研究データが取れます。
大きさの違う2匹のカブトムシを用意できれば、さらに面白いデータが取れそうですね。
カブトムシの好きな食べ物観察
カブトムシは普段は樹液を吸って生きています。
でも果物の果汁も大好きです。
色んな果物や、果物以外の食べ物も使って、カブトムシの大好物を発見するのも楽しいです。
細長い形の箱を用意して、箱の中の端っこに2~4個の食べ物を並べます。
それから反対の端にカブトムシをおけば準備完了。
後は、カブトムシがどの食べ物を食べに行くか観察しましょう。
簡単なので、小学1年生からでも興味を持って取り組めますよ。
まとめ
小学1年生~2年生の自由研究におすすめの、カブトムシの観察のやり方についてご紹介しました。
カブトムシはオスとメスのつがいで飼うと、卵から幼虫そして成虫になるまでの様子を観察することもできます。
自宅でカブトムシを飼育すれば、夏休みの自由研究に困らなくなりますよ。
詳しいカブトムシの飼い方については
『カブトムシ(成虫)の飼育に必要なもの。基本の飼育方法と便利グッズをご紹介』
も参考にしてくださいね。
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