カブトムシの幼虫が蛹に土の上でなったり、蛹室を壊した場合の対処法

カブトムシの幼虫を飼育している課程では、様々なトラブルが発生します。

その中で特に注意したいのが、幼虫が蛹になる時期です。

この時期のトラブルの対応を間違えると、せっかく蛹にまでなったカブトムシが無事に羽化できないかもしれません。

逆に言えば、何かあってもきちんと対処すれば、カブトムシは成虫になれます!

ここでは、カブトムシが蛹の時期にありがちな2パターンのトラブルについて、対処法を紹介しています。

スポンサーリンク
  

カブトムシの幼虫が蛹に土の上でなった場合

6月頃にカブトムシの幼虫の飼育ケースをのぞくと

「あれ!?土の上に蛹がある??」

なんて事態になることがあります。

また蛹になる前段階(前蛹)の幼虫が、土の上で動かなくなっているのを発見する場合もあります。


どちらの場合も

・飼育ケース内の幼虫が過密だった
・マットが乾燥していた

などの理由で飼育ケース内に蛹室(蛹になって羽化するための部屋)を作れなかったため、土の上まで出てきてしまったんですね。


土の上で蛹になっているカブトムシを発見すると焦るかもしれませんが、まずは落ち着いてください。

蛹になりたてのカブトムシは非常にデリケートで、下手に手にとって落としてしまったりすると奇形になったり死んでしまったりします。

蛹って固まって動かないイメージがありますが、カブトムシは蛹になっても動きます。

なので動かないと思ってそーっと手に持ったら、急に蛹が動いてビックリして落としてしまうなんてことが起こりがちなんです。

ですのでカブトムシの幼虫が土の上で蛹になっているのを見つけたら、とりあえずそっと様子を観察しましょう。

蛹の色が白っぽい場合は、まだ蛹になりたての頃です。

そこから7~10日程して色が茶色っぽくなり殻が固まってきてから、人工蛹室というものに移してあげます。

無事に人工蛹室に移せば、後は自然に羽化するのを待つだけで大丈夫ですよ。

人工蛹室の作り方については、第3章にて説明しています。


ちなみに前蛹状態の幼虫が土の上で動かなくなっていた時は、すぐに人工蛹室に移してあげて大丈夫です。

カブトムシの幼虫の蛹室を壊した場合

5月後半頃にマット交換をしようとしたら、マットの中から既に蛹になっているものや前蛹状態の幼虫が出てくることがあります。

これはつまり、幼虫が作った蛹室を壊してしまったということです。

カブトムシの幼虫が蛹になるのは大体6月頃ですが、気温が高いと蛹化が早まったりします。

なのでこの頃のマット交換は控えた方が無難なのですが、やってしまったものは仕方ないです。

前蛹や蛹になっている幼虫は、もう一度自力で蛹室を作ることはできません。

ですので人工蛹室に移してあげて、無事に羽化させてあげましょう。

スポンサーリンク

国産カブトムシの人工蛹室の作り方

まず最初に、ここで説明するのは国産カブトムシの人工蛹室の作り方です。

外国産のカブトムシやクワガタムシは横型の蛹室を作りますが、国産のカブトムシ(夏にホームセンターで売っていたり森で捕まえたりしてくる、いわゆる普通のカブトムシのことです)は縦型の蛹室を作ります。

「カブトムシ 人工蛹室」とかのワードでネット検索すると横型の蛹室の作り方がヒットすることも多いので、間違えないように気をつけてくださいね。


国産カブトムシの人工蛹室を作る材料は、トイレットペーパーやオアシス(園芸用のスポンジ)、土に穴を掘るなどの方法があります。

その中で簡単で初心者の方におすすめなのは、トイレットペーパーの芯を用いる方法です。


まずトイレットペーパーの芯を半分~3分の2くらいの長さにカットします。

芯の長さは、蛹の大きさより数センチ長いくらいで十分です。

カットした芯の中に蛹を入れるわけですが、芯の内側がツルツルだとカブトムシが羽化する際に脚のツメを引っかけられず、上手く羽化できないこともあります。

なので芯の内側にキッチンペーパーを貼るか、内側の表面の薄紙をめくっておくなどして、芯の内側をザラザラにしておきましょう。

後はこの筒を縦向きに固定するだけです。


昆虫マットに突き刺して人工蛹室を作る場合は、マットで芯を縦向きに固定して、芯の底の土を押し固めておけばOKです。


マットを使わない場合は、芯の底に湿らせて折り重ねたキッチンペーパーなどを貼り付けてしっかりと底を作ります。

それを倒れないように、何かで縦向きに固定すれば完了です。


出来上がった人工蛹室にカブトムシの蛹をそっと縦方向に入れてあげれば、後は羽化を待つばかりです。

蛹を人工蛹室に移す際は、くれぐれも蛹が動いたことにビックリして落とさないようご注意くださいね。


蛹の状態はエサも水分も特に必要としないので、世話をやくこともありませんよ。

人工蛹室であれば羽化の様子を観察できるので楽しみですね。



ちなみにオアシスやマットで人工蛹室を作る場合は、蛹が入る大きさの縦型の穴を掘ってあげて、そこに蛹を入れます。

マットの場合は、適度に湿らせた土をしっかり押し固めてから穴を掘ると上手くいきます。

オアシスの場合もマットの場合も、人工蛹室の表面に凸凹が無くなめらかになるように、指の腹を使って整えてあげてくださいね。



以上の人口蛹室の作り方を見て

「自分で作るのはちょっと難しそうだし面倒だな~」

と感じた方は、人工蛹室を購入することもできます。

自分で上手に蛹室を作ってあげる自信がない場合は、購入するのが一番安心で確実でしょう。

まとめ

大切に育ててきた幼虫がようやく成虫へと羽化する前段階の蛹の時期に、何かトラブルがあると焦ってしまいますよね。

ですが落ち着いて人工蛹室に移してあげれば大丈夫です。

焦って行動して蛹を傷つけてしまわないようにだけ、気をつけてくださいね!

スポンサーリンク



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。