子供が急に足が痛いと言い出すことってありませんか?
そういった場合にまず一番に思いつくのは、成長痛という言葉。
成長痛ならそのうち自然に治るだろう・・・
とは思いつつも、子供が痛がって泣いたり眠れないでいたら心配になるのが親心。
「成長痛って、こんなに泣くほど痛がるものなんだろうか?」
「本当にそのまま放っておいてもいいんだろうか?」
「もしかして何かの病気だったらどうしよう・・・」
足を痛がる子供をみて、そんな不安が心をよぎるお母さんも多いのではないでしょうか?
実は私の4歳の息子にも、ちょっと前に成長痛と思われる足の痛みが現れました。
そのときの経験を通して学んだ成長痛についての知識を、ここではまとめています。
あ!
もし今まさにお子さんが足を痛がっているのなら、お子さんの痛がっている部位を手で優しくさすってあげながら続きを読んでくださいね。
痛む部位を優しくマッサージしてあげることが、今あなたができる一番の対処法です。
それでは
子供の成長痛とはいったい何なのかということを理解して、足を痛がっているお子さんを少しでも楽にしてあげましょう!
子供の成長痛とは?
まずは成長痛というものに対しての知識を深めましょう。
そもそも成長痛というものは医学的な定義はなされておらず、病気ではありません。
1歳から小学生くらいまでの成長期の子供が下肢部分に痛みを訴える症状のことを、総称して成長痛と呼んでいます。
足の痛みの原因が成長痛の場合、整形外科などの病院を受診しても異常は見つかりません。
それはなぜかというと、子供の成長痛といわれる足の痛みは、精神的なものが原因だからです。
一昔前は、成長痛の原因は
「成長期に骨が急激に伸びるせいで痛む」
「骨の成長に伴って靭帯や筋肉が引っ張られて痛む」
というような認識が広く持たれていました。
なぜそういった認識が広まったかというと、成長痛は医学的に骨端症と呼ばれている足の痛みと混同されてしまいがちだからです。
骨端症とは、成長期の子供が激しいスポーツなどで体を酷使した場合に起こる病です。
この骨端症は、骨の成長軟骨という部分が過度にストレスを受け炎症を起こすことで痛みが発生します。
これも成長期の子供に多く発生する症状なので、精神的要因から発生する本来の成長痛と混同されてしまっているんですね。
なのでスポーツのし過ぎなどの覚えはないのに子供が足の痛みを訴えた場合は、その痛みは成長痛である可能性が高くなります。
そして成長痛が起こっていると言うことは、子供の中で何か不安だったり寂しかったり、そういった精神的に不安定になる要素があるということです。
あなたのお子さんには、何か思い当たることがありますか?
私の場合、思い当たることがありました。
4歳の息子が足の痛みを訴え始めた時期は、2歳年下の妹がイヤイヤ期の真っ最中だったのです。
そんな手のかかるお年頃の妹が母親を独占することが多い中で、お兄ちゃんはきっと甘えたい気持ちを我慢していたんですね。
そんな心の痛みが、体の痛みとなって現れたんだと思います。
子供の成長痛の症状とは?
次に、成長痛の代表的な症状について知りましょう。
成長痛は、主に小学生くらいまでの成長期の子供に起こります。
痛みが発生する部位は、太ももや膝、ふくらはぎ、足首、足の甲、足の裏などの下肢部分です。
私の4歳の息子は、右足の太ももが痛いと言っていました。
痛みが発生する時間帯は、夕方から夜の間が多いそうです。
これは、子供は夜の方が精神的に不安定になりやすいからだと言われています。
ですが私の4歳の息子の場合は、朝起きた直後に足の痛みを訴えていました。
なので、痛みが発生する時間については少し例外的だったようですね。
そして一番の成長痛の特徴なのが、一時的には泣くほど痛がるものの、しばらくすると痛みは消えて普通に歩いたり走ったりできるということです。
あなたのお子さんの症状はどうですか?
もし上記の代表的な成長痛の症状に当てはまるなら、お母さんは焦らず子供のそばに寄り添って様子を見てあげてください。
逆にお子さんの症状にちょっとでも違和感を感じるなら、まずは整形外科を受診することをおすすめします。
足の痛みは何か他の病気のサインである可能性もありますからね。
子供の成長痛の対処法とは?
既に説明したように、成長痛の主な要因は精神的なものです。
なので、解決策としては子供の心の不安の原因を取り除いてあげることが一番です。
ですが不安の原因がハッキリと分からなかったり、分かってはいても取り除けない場合もありますよね。
お母さんが妹や弟にかまうことが寂しさの原因であっても下の子を放ったらかしにするわけにはいきませんし、お母さんの仕事が忙しくて寂しいと感じていたとしても仕事を放棄するわけにはいきません。
ですから、まずは成長痛の現れたお子さんと過ごせる時間には、今まで以上にお子さんの話に耳を傾け、スキンシップも多くとってあげてください。
「お母さんはあなたのこともちゃんと見ているよ、大好きだよ」
ということが子供に伝わるように心がけましょう。
もちろん直接言葉にして子供に伝えてあげてもいいですしね。
そして成長痛は、心の痛みに起因するとはいえ、子供の体には実際に痛みが発生しています。
ですので、足を痛がっているときはその部位を優しくさすってあげてください。
痛がる部位を温めてあげることも効果的だそうです。
またスキンシップをかねて、お風呂の中で足をマッサージしてあげることも有効ですよ。
整形外科を受診した場合は、痛み止めの薬や湿布を処方してもらえます。
痛みが強い場合は、痛み止めの薬や湿布も有効活用してくださいね。
まとめ
私の息子が足を痛がった時は、他の病気だったらどうしようという私の不安から整形外科を受診しました。
そしてやっぱり異常は見つからず、おそらく成長痛でしょうと診断されました。
成長痛だと判明した後はいつも以上に4歳の息子とのスキンシップを心がけ、1週間ほどで足の痛みはなくなりました。
成長痛は夜中に起こることも多く、夜泣きの原因になったりもします。
必然的にお母さんも寝不足になってしまい大変ですよね。
ですが体に痛みが表れるほど寂しい心を我慢していたお子さんの気持ちに、あなたならきっと寄り添ってあげられるはずですよ。
成長痛は一時的なものですから、ずーっと続くわけではありません。
なので今は成長痛の現れたお子さんのことを、いつも以上に気にかけてあげてくださいね。
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